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そして日曜日――
ヴィル「というわけで! 第1回ラクシア競馬倶楽部開催! 略してR! H! R! C! RHRCだ!」 ロブロイ「わ~~~(ぱちぱち」 アパパネ「わ~~~(ばちばち」 酒樽「わ~~~(ぐびぐび」 ヴィクト「ドワトリオ、ノリノリですね」 ヴィル「アパパネ、それ拍手の音じゃないから! 誰と火花散らしてるの!?」 ヴィクト「酒樽さんはスルーなんですね」 アッシュ「酒樽だからな」 ヴィクト「なんだかんだで皆揃ってますね。ところでRHRCって何ですか?」 ヴィル「何って、Raxia Horse Racing Club の略だよ! 頭文字とってRHRC!」 アッシュ「安易だな・・・」 ヴィクト「安易ですね・・・」 ヴィル「くっ。俺のネーミングセンスじゃこれが限界なんだよ!」 アッシュ「また聞くが、そもそもこの企画、何のためにやるんだ? お前等との交流目的だけなら俺は帰るぞ」 ヴィクト(・・・と言いながらちゃんと来てるし。この人も本当は寂しかったりして) アパパネ「競馬の予想なんて儂らの世界じゃ何の役にも立たんしの」 酒樽「的中しても懐が潤うのは後ろの人だけじゃしのう。儂らの酒代にはならんしな」 ヴィル「そりゃあれだよ、俺たちの出番が減りつつある傾向を打破するために、後ろの人が興味あるネタを喋ることで俺たちの存在をアピール、動かしたくなるように仕向けるためさ!」 ヴィクト「そこまで考えてたんですか・・・。ですが、前回僕達が喋りすぎて、後ろの人が満足しちゃったという噂もありますが・・・」 アパパネ「何か思いっきり逆効果になっておらんか」 ヴィル「えーい、そんなことは断じてない! きっとない! たぶんない!」 ロブロイ「急激に自信がなくなってるね」 ヴィル「では今日予想するのは牡馬クラシックレース第一弾! 皐月賞だ!」 ヴィクト「去年は僕が勝ったレースですね」(註1) ヴィル「そうだったね。それでヴィクトがPCになったわけだ」 アッシュ「その後は敗れはしたものの凱旋門賞挑戦、そして有馬記念制覇か」 ヴィクト「はい。年度代表馬は姉さんに譲りましたが、結構活躍できたと思います」(註2) ロブロイ「結構どころか、十分に凄いぞ!」 ヴィル「けどもっと凄いのは今年になってだね。世界制覇おめでとう! 香港は故障で回避らしいけど秋の欧州遠征も頑張れ!」(註3) アッシュ「日本馬初の快挙だもんな。たいしたもんだ」 ヴィクト「ありがとうございます。故障は残念ですけど秋にまたがんばります。姉さんも残念でしたけどね」(註4) ヴィル(まあこっちの世界のヴィクトの方が残念だけど・・・)「まあこっちの世界のヴィクトの方が残念だけど・・・」 アパパネ「それ、本音と建前が寸分たがっておらんぞ」 ヴィクト「ヴィルさんいい度胸です。ちょっと体育館裏まで」チャラン ヴィル「ま、待った! @9はしまえ! ロブロイ、俺を庇え!」 アッシュ「安心しろ。こいつの@9はどうせ回らん」 ヴィクト「あなたまでも僕を虚仮に・・・! 修正してやる!」 ヴィル「ヴィクトもガンオタ!?」 アッシュ「俺は違うぞ。俺はガノタだ」 ヴィル「一緒だろ! なんだその拘り!?」 アパパネ「しょっぱなからカオスじゃのう・・・」 ロブロイ「ねー」 酒樽(ぐびぐび) ヴィル「ハッ・・・。コホン。ではそろそろやろうか」 ヴィクト「・・・ええ。ところで、そもそもこの中で競馬やる人いるんです?」 ヴィル「俺を誰だと思っている。ラクシアのイサキシュウゴローとは俺のことだ!」 ロブロイ「イサキシュウゴローって誰?」 アッシュ「馬券が当たらなくても競馬評論家が出来ることを証明した偉大な先人だ」 ヴィクト「たまに予想が的中すると苦情が来るとも言われる人ですね」 アパパネ「!? それって競馬評論家としては問題なんじゃないかの・・・?」 ヴィル「えっと・・・、まあ俺に任せろ!」 酒樽「実際にお前さんはどれくらい的中してるんじゃ?」 ヴィル「え、的中? えっと・・・ヴィクトの攻撃の命中率くらいには・・・?」 ヴィクト「いくら僕でも4割くらいは当ててますよ。競馬で的中率4割といったら結構なものでしょう? 回収率では?」 アッシュ「お前、命中率4割しかないのか・・・(ほろり」 酒樽「魔法も使えん純前衛なのにのう・・・(ほろり」 ロブロイ「壁にもならないし・・・(ほろり」 ヴィル「おまけに避けられないとすぐ気絶するし・・・(ほろり」 ヴィクト「う゛・・・。哀れみの視線が痛い・・・。どうせ僕なんか・・・いつまでたっても“未熟な”が取れないし・・・orz」 アパパネ「お主等・・・。ヴィクトがいじけてしもうたぞ・・・」 ロブロイ「嗚呼! ほら! ヴィクトにはスカウトという重要な仕事もあるし!」 ヴィクト「どうせ知力Bは+1しかありませんよ。実はロブロイさん以上の脳筋なんです・・・。挑発攻撃にも引っかかるんです・・・(ずーん)」 ヴィル「いや、ほら! 先制取るの大事じゃん!」 ヴィクト「そう、先制取ったら僕の仕事は終了・・・。この手に持つ剣は何の為の・・・(ずーん)」 アパパネ「思った以上に傷は深いのう・・・」 アッシュ「こりゃしばらく立ち直れそうにないな・・・。放っておいて話先に進めようぜ」 酒樽「お主、冷たいのう・・・」 ヴィル「では気を取り直して。各自皐月賞の予想を発表だ!」 ヴィル「今回は震災の影響もあって中山開催じゃなく東京2000mに変更。日程もずれたし、もともと圧倒的な本命が不在の難解なレースだね!」 ヴィル「さあ、皆の予想は!?」 アッシュ( ・x・)y-゚゚゚ 酒樽 ( -ω-)o[樽] グビグビ ロブロイ(  ̄。 ̄)ボ~~~~ッ アパパネ( -x-)。o Zzz ヴィクト _| ̄|O ヴィル「煙草は喫煙所で! 酒樽ごと呑むな羨ましい! 魂抜けるな! そんなとこで寝ると風邪ひくぞ! 立ち上がれガンダム!」 酒樽(忙しい奴じゃの・・・) ヴィル「まったく・・・。皆考えてこなかったの? って今資料見てるし・・・」 アッシュ「注目はどの辺だ?」 ヴィル「注目は何と言ってもディープインパクト産駒かな! 桜花賞でも同馬産駒のマルセリーナが勝って絶好調!」(註5) ヴィクト「でもレーヴディソールが故障せずに出てれば圧勝だったかと」 ロブロイ「レーヴなんたらって強いのか?」 アパパネ「強いぞ。後ろの人も次キャラはレーヴに決めた!って言っておった程の有力馬じゃ」 ヴィル「故障してかなり落ち込んでたね・・・。まあ競馬にタラレバはなしだ。それに今日は皐月賞の話だよ」 アッシュ「今回ディープ産駒は3頭出てるな。初年度産駒からたいしたもんだ」 ディープ「俺を呼んだかい? 冒険者諸君」 ヴィル「うぉ! いつの間に! ってかこのコボルド誰!?」 ディープ「おっと、お前らとは顔合わせようがなかったな。俺はディープ。つまらない探し屋さ。“深く潜るもの”なんていう二つ名で呼ぶ奴もいる」 ヴィクト「探し屋ですか・・・(コボのくせに」 ディープ「ああそうさ。世界中にインパクトを! ってな遺跡を求めてな」 アッシュ「じゃ、見つけたらその時は是非情報売ってくれ。俺はこんな会合より冒険がしたい(コボのくせに」 ディープ「そいつは無理な相談だな。お前らとは後ろの人が同じだからな。他をあたってくれよ」 酒樽「それは残念じゃの。まあ挨拶代わりじゃ。ほれ一杯やらんか(コボのくせにぐびぐび」 ディープ「おっと、ありがとよ(くいっ」 アパパネ「いい呑みっぷりじゃのう(コボのくせに」 ディープ「酒樽さん、旨かったぜ。お礼に今回の俺のイチオシを教えてやろう。俺の産駒の中じゃダノンバラードに注目だ」 ロブロイ「競馬にも詳しいのか?(コボのくせに」 アパパネ「ロブロイまで・・・。お主もここで毒されてるのう・・・」 ディープ「少しはな。同じ俺の産駒でもトーセンラーの方が人気だろうが、外枠だしな。人気の落ちているコイツの方がインパクトを与えてくれるはずさ」 ヴィル「そ、それよりそのコボのクセに無意味にダンディなキャラ設定、俺に少しわけてくれない?」 ロブロイ「ヴィル、また本音がダダ漏れで結構失礼なこと言ってるのだ」 ディープ「お前さんにはお前さんの良さがあるだろ。それを大事にしな。じゃ俺は行くぜ。アバヨ」 酒樽「また呑もうぞ~」 ヴィクト「えっと、ダノンバラードに注意と・・・」 ヴィル「えっと・・・。じゃあそろそろ皆予想したかな!?」 ロブロイ「一番硬そうな馬はどれ?」 ヴィル「(固そうな・・・一番人気ってことだよな)今回はサダムパテックだね。混戦だけど頭一つ抜けてるかも」 ロブロイ「じゃあオラ、そのお馬さん応援する!」 ヴィル「でも、一番人気とはいえ、怪しいという声も大きいよ? 先行有利が予想される中、スタート下手だし」 ヴィクト「とはいえ、東京コースの実績もありますし、前走の弥生賞も勝ってますね」 ヴィル「確かに去年の東京スポーツ杯の勝ちっぷりはイメージ強いけど・・・。そんなに信頼の置ける一番人気じゃないんだよなぁ」 ロブロイ「けどオラは硬い馬を応援するのだ!」 アッシュ「お前が信頼しないなら逆の真理で信頼置けるってことじゃないかね」 ヴィル「くっ・・・」 酒樽「儂はこれじゃ」 ヴィル「エイシンオスマン? NZTの勝ち馬だけど・・・。さすがに中一週のローテーションはきつくね? 距離も不安だし」 酒樽「父親の名前を見ろ」 ヴィル「えっと、ロックオブジブラルタル・・・?」 酒樽「儂の名前と一緒じゃ!」 ヴィル「??」 アッシュ(酒樽の名前ってジブラルタルとかだっけ・・・?) ヴィクト(でしたっけ・・・?) ヴィル「ロックオブジブラルタル産駒ならもう一頭いるけど・・・」 酒樽「儂はコイツで良い。最初に目に付いたからの」 ヴィル「そんな理由で・・・」 アパパネ「儂はビックロマンスじゃ!」 ヴィル「えっと今まで勝ったのは全てダート・・・。前走は11着・・・。こんなんでいいの?」 アパパネ「だってビックロマンスじゃぞ! “大恋愛”じゃぞ!」 ヴィクト「名前が気に入ったようですね・・・」 アパパネ「まさに乙女の儂に相応しい」 ヴィル「乙女・・・。子持ちの・・・」 アッシュ「俺はダノンミルにしよう」 ヴィル「お、渋いとこに来たね」 ヴィクト「中間も順調ですし、騎手も信頼できます。何より若葉Sの勝ち馬というのがいいですよね」 ヴィル「若葉Sは重賞じゃないけど、過去にトウカイテイオーやジェニュインなど5頭の皐月賞馬を輩出している出世レースだもんな」 ヴィクト「東京での経験がないのが心配と言えば心配ですけど」 アッシュ「へぇ。そうなのか。お前ら詳しいな」 ヴィル「知らないで選んだの?」 アッシュ「ああ、勘って奴だ」 ヴィル「・・・何かこの人達、予想するのに全然資料いらないじゃん」 ヴィクト「じゃあ次は僕ですね。僕はナカヤマナイトにしました」 ヴィル「ヴィクトも人気馬にしたか。今2番人気だね」 ヴィクト「はい。東京実績もバッチリですし、7回出走で3-3-1-0という安定感。サダムパテックより軸馬には相応しいかと」 ヴィル「名前はナカヤマなのに府中の方が向きそうだもんな」 アッシュ「あとはお前だけだぞ」 ヴィル「俺は一枠一番を引いたステラロッサだ!」 酒樽「ほう(ぐびぐび」 ヴィル「前回東京競馬場で皐月賞が行われた88年も勝ったのは一枠のヤエノムテキ! その再来を期待!」 アッシュ「じゃあ1番は消しと・・・」 ヴィクト「ですね」 ロブロイ「買わない方がいいの?」 アパパネ「ヴィルが本命にしてしもうたしの・・・」 ヴィル「えっ・・・。なにそれ酷い・・・」 というわけで第一回RHRCの会合は無事終了。 予想にいくまで脱線しすぎだよ皆! 最後に予想まとめだ! ヴィル:ステラロッサ アッシュ:ダノンミル 酒樽:エイシンオスマン ロブロイ:サダムパテック ヴィクト:ナカヤマナイト アパパネ:ビックロマンス ディープ:ダノンバラード (ゲスト出演) 以上となりました。果たして的中はでるのか!? と、ここまで書いておいて何ですが、後ろの人の馬券の買い方は超適当です。 なんだかんだPCどもは予想の理由付けを喋ってますが、私の意志とは関係なくほぼ勝手に喋ってます。 つまり何が言いたいかというと・・・ これ見て馬券買って外れても知らないんだからねっ そんな人誰もいないと思うけど(笑) というか見てる人がいるのかもそもそも怪しいけどな! 註1:2010年の皐月賞馬はヴィクトワールピサ。 註2:2010年の年度代表馬はブエナビスタ。ヴィクトの姉の元ネタ。実際のヴィクトワールピサとブエナビスタは兄弟でもなんでもない。 註3:2011年ドバイワールドカップ(世界最高賞金レース。優勝は600万$!)にヴィクトが出走し、見事優勝という快挙。本当におめでとう! 註4:同上レースにてブエナビスタは8着。残念。しつこいようだが実際のヴィクトとビスタは兄弟でもなんでもない。 註5:以降の競馬情報は面倒くさいので、適当に新聞でもネットでも見て参照してね Top▲
by tairen8410
| 2011-04-24 13:34
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